🌿フランキンセンスの効果とは?産地別グレードと使い方
フランキンセンス(Frankincense)は、カンラン科ボスウェリア属(Boswellia)の木から採れる樹脂です。古代エジプトでは「神に捧げる香」として儀式に使われ、クレオパトラも好んでいたという神聖な香りです。現在でも瞑想・アロマ・自然医療などで幅広く利用されています。
樹脂を乾燥させたものは香として焚いたり、水に溶かして飲用したり、蒸留して精油や目薬に使われることもあります。

樹脂のフランキンセンスは緑がかっているものほど高級なんです!
🌍産地とグレードの違い
フランキンセンスには、産地や種類によって成分や作用が異なる特徴があります。特に代表的なのが、ボスウェリア・アラータとボスウェリア・カルテリの2種類です。
🔸ボスウェリア・アラータ(Boswellia sacra)
- 主な産地:オマーン、イエメン、ソマリア
- 香りの特徴:上品で柔らかく、神聖な印象
- 主な効果:
- 脳の活性化・集中力アップ
- ストレス軽減・瞑想サポート
- 呼吸器系の調整
医療分野でも注目されており、脳神経の活性化を促す作用があると報告されています。
🔸ボスウェリア・カルテリ(Boswellia carterii)
- 主な産地:ソマリア、エチオピア
- 香りの特徴:スパイシーで深みのあるウッディ系
- 主な効果:
- 抗腫瘍作用(がん細胞の増殖抑制)
- 血中脂質の除去・生活習慣病予防
- 自己免疫疾患のサポート(リウマチなど)
- ホルモンバランス調整(妊娠・更年期・抑うつなど)
📊図解:産地別フランキンセンスの効果比較
※例示イメージ:アラータは脳・呼吸器、カルテリは免疫・ホルモン系に強い傾向
☕フランキンセンスの使い方
① 樹脂を焚いて香りを楽しむ
茶香炉や炭で焚くと、スモーキーで神聖な香りが立ちこめます。呼吸を深め、心をリセットしたいときにおすすめ。
② 樹脂を水に溶かして飲用
「フランキンセンスウォーター」として古来から中東で愛飲されています。
内側からのデトックスや免疫サポートにも◎。溶かし方としては小指のつめくらいの大きさのものを500㎖のミネラルウォーターに入れて溶けだして来たら飲みます。全て溶け切らないのでまた水をたして飲んでみてくださいね。
③ 蒸留して目薬として使用
地域によっては、蒸留液を目の清浄・疲れ目ケアに用いる伝統があります。
※日本国内では医療用途での使用は自己責任。精油の直接点眼は絶対NGです。
④乳香クリームとして全身に塗る
のどのイガイガがあるとき、皮膚の赤みがきになるときなどクリームを塗ることでやわらぎます
薬ではないのでなんか氣分がいい程度に考えるといいでしょう
💫心と体を癒す“神聖な樹脂”
フランキンセンスは香りによるリラックス効果だけでなく、免疫・神経・ホルモンのバランスを整える天然の力を持ちます。 その香りはまるで、心の奥に静かな光を灯すように穏やかな安らぎを与えてくれます。
🪔まとめ
種類 主な効果 香りの特徴 ボスウェリア・アラータ 脳の活性化・ストレス緩和・呼吸器サポート 上品で穏やか ボスウェリア・カルテリ 抗腫瘍・免疫調整・ホルモンバランス スパイシーでウッディ
1日の終わりに、フランキンセンスの香りで深呼吸を。
心が静まり、明日への活力が自然と湧いてくるはずです。