寒冷地で育つ常緑樹の目隠し5選|長野で育てるならこれ

 

寒冷地で育つ常緑樹の目隠し5選|長野で育てるならこれ

筆者:ハチワレ | カテゴリ:庭づくり・植栽 | 更新:2025-12-04
冬の寒さが厳しい長野県でも、常緑の木を上手に使えば一年中プライバシーを守りつつ、季節の変化を楽しめるんだにゃ。ここではソヨゴ・アセビ・オリーブ・キンモクセイ・マホニアの5種類を、ハチワレ風の語り口でわかりやすく紹介するよ。雰囲気(和風/洋風)、花の色、実の有無や色、食用可否など、実際に選ぶときに知っておきたいポイントもまとめてあるから、庭づくりの参考にしてね。

ハチワレ風おりがみ君
ハチワレ風おりがみ君

冬は氷点下7度くらいまで耐えられる木たちやんな。

ソヨゴ(Ilex pedunculosa系)

ソヨゴは冬でも葉を落とさない常緑高木で、細めの葉が風に揺れる様子が優雅。和風庭園だけでなくナチュラルな洋風の庭にもよく馴染むのが強みだよ。

  • 雰囲気:和風・ナチュラル系の洋風どちらにも合う
  • 花の色:春に白い小花
  • 実:秋に赤い実(観賞用、鳥が好む)
  • 食用:人間は食べない(観賞用)

目隠しとしては自然な透け感があり、圧迫感を出さずに視線を遮りたい場所に向くんだ。成長は緩やかで剪定もしやすいよ。

② アセビ 漢字は「馬酔木」

アセビ(Pieris japonica)

アセビはツツジ科の常緑低木で、春に房状の白や淡ピンクの花を咲かせる。葉にやや光沢があり、和風の落ち着いた庭と相性抜群だよ。

  • 雰囲気:和風庭園、里山風の景観に合う
  • 花の色:白~淡いピンクの房状の花(春)
  • 実:基本的に実は目立たない
  • 食用:葉や生木には毒性があるため食用不可

低めの生け垣や下草との組み合わせに向く。冬でも葉が残るから、控えめながら確かな目隠し効果があるよ。

③ オリーブ

オリーブ(Olea europaea)

オリーブはシルバーリーフが美しく、洋風ガーデンや地中海風のテイストにぴったり。ただし品種選びがポイントで、耐寒性のある品種(例:ルッカなど)を選べば長野でも育てられることが多いよ。

  • 雰囲気:地中海風・カフェ風など洋風に最適
  • 花の色:初夏にクリーム色の小花
  • 実:種類によって実が付く(加工すれば食用可)
  • 食用:実は加工すれば食べられるが、寒冷地では収量が少ない場合あり

明るい葉色で視線を柔らかく遮るから、クールで洗練された雰囲気を作りたいときにおすすめだよ。冬の寒風対策は場所選びでカバーしてね。

④ キンモクセイ 漢字は金木犀

キンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)

秋に香り高いオレンジ色の花を咲かせるキンモクセイは、香りを楽しみたい庭にうってつけ。香りをかぐと秋なんだな~としみじみかんじるよね。寒冷地でも育てやすいが、厳寒期は若木に軽い防寒があった方が安心だよ。

  • 雰囲気:和洋どちらでも合う、住宅街の庭に馴染む
  • 花の色・香り:秋にオレンジ~淡橙の小花、甘い香りが広がる
  • 実:雌株は実を付けるが観賞用であり食用ではない
  • 食用:花は加工利用がされることもあるが、家庭での食用利用は一般的ではない

花の季節になると庭全体が華やかに。高さを出せばしっかりした目隠しになるよ。

⑤ マホニア

マホニア(Mahonia spp. / ヒイラギナンテンなど)

マホニア類は個性的な葉と冬~早春に咲く黄色い花が特徴で、庭にアクセントを与えてくれる常緑低木。耐寒性が高く、寒冷地でも頼りになる存在だよ。

  • 雰囲気:洋風・モダン・ナチュラルなど幅広く合う
  • 花と実:冬~早春に黄色い花、のちに紫黒色の実がつく品種が多い
  • 食用:実は渋みが強く生食向きではない(観賞用)

葉の存在感が強いので、単植でも生け垣でもアクセントに。葉が立体的だから視線をしっかり遮る効果があるよ。

選び方のポイント(ざっくりハチワレ流)

  • 風の強さを確認:寒風が強い場所は風除けや防風ネットを検討してね。
  • 成長スピード:早く目隠ししたければ成長の早い品種を。長く楽しむなら緩やかに育つものを。
  • 樹形・剪定:庭の雰囲気に合わせて高さや幅を調整しやすい種類を選ぶと管理が楽だよ。
  • 実や花を楽しむか:鳥や香りを楽しみたいならソヨゴ・キンモクセイ・オリーブが良い選択。

どの木も長野の寒さに耐える力はあるけれど、植え付け場所や風当たり、土壌の排水性などで結果が変わるから、可能なら苗を扱う園芸店で地元のアドバイスをもらうと安心だにゃ。小さな工夫で冬越しがぐっと楽になるよ。

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