せいろとは、竹や木で作られた蒸し器のこと。 昔ながらの調理道具ですが、近年は 「健康志向」「糖質制限」「丁寧な暮らし」の流れから再注目されています。
油を使わず、素材の水分だけで火を通すため、 栄養を逃しにくく、食材本来の甘みや旨みを引き出せるのが最大の魅力です。
② せいろで調理するメリット・デメリット
● メリット
- 油を使わずヘルシー
- 野菜が驚くほど甘くなる
- 同時調理ができて時短
- 料理が映えて食卓がおしゃれに
● デメリット
- 最初はサイズ選びに迷う
- 使用後の乾燥が必要
とはいえ、一度慣れればデメリットはほぼ気になりません。
丁寧な暮らしを理想とするならせいろを使うことで理想に二、三歩近づきます
③ せいろはどんな人に向いている?
- 健康的な食生活をしたい人
- ダイエット・糖質制限中の人
- 忙しいけど料理は手抜きに見せたくない人
- キッチン道具も「雰囲気」を大事にしたい人
逆に、フライパン1枚で完結したい人には少し手間に感じるかもしれません。
ですが、フライパン+せいろで簡単おいしい、節約料理がつくれてしまうのも事実です。

④ 初心者向け|失敗しないせいろの選び方
● サイズ
初心者には 18cm〜21cm が扱いやすくおすすめ。 1人〜2人分の調理にちょうど良いサイズです。
● 素材
- 竹製:軽くて扱いやすく、価格も手頃
- 杉製:香りが良く、見た目も美しい
- 桧製:香りがとてもよく、木目が最高に美しい
● フタ付きがおすすめ
フタがあることで蒸気が逃げにくく、仕上がりが安定します。
⑤ 基本の使い方|初めてでも簡単3ステップ
- 鍋やフライパンにお湯を沸かす
- せいろを軽く水で濡らし、食材を並べる
- 蒸気がしっかり出た状態で鍋にのせて蒸す
火加減は中火〜強めが基本。 蒸気が弱いと、べちゃっとした仕上がりになります。
アルミホイルやクッキングシートを敷けば、 肉汁や匂い移りも防げます。
⑥ せいろ初心者がよくある失敗と対策
● 食材がべちゃっとなる
原因:
・火が弱すぎる
・食材同士が重なっている
対策:
✔ 蒸気がしっかり上がってから乗せる
✔ 食材の間に少し隙間を作る
● 木のにおいが気になる
原因:
・使い始めで木が乾燥している
対策:
✔ 使用前に軽く水で濡らす
✔ 最初は野菜やご飯など匂いが移りにくいものから使う
● カビが生えた…
原因:
・乾燥不足
・収納時の湿気
対策:
✔ 使用後は風通しの良い場所で完全乾燥
✔ 密閉容器・ビニール袋での保管は避ける
⑦ 毎日使える!せいろ簡単レシピ3選(糖質控えめ)
① 鶏むね肉とブロッコリーの蒸しプレート
- 鶏むね肉
- ブロッコリー
- 塩・酒少々
鶏むね肉は1枚につき塩小さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1の調味液に浸しておいてからせいろで蒸すとパサつかずしっとり美味しく仕上がります!
② 豆腐シュウマイ(皮なし)
- 木綿豆腐
- 鶏ひき肉
- キャベツ
- 玉ねぎ
糖質オフなのに満足感◎彩りが春を感じる色
③ 蒸し野菜+オリーブオイル
- にんじん
- かぼちゃ
- ズッキーニ
甘みが引き立ち、調味料いらず。
⑧ フライパン・電子レンジとの違い
調理法 栄養 味 手軽さ せいろ ◎ ◎ ○ フライパン △ ○ ◎ 電子レンジ △ △ ◎
「美味しさ+健康+映え」を全部取りたい人には、やはりせいろ。
⑨ どんな人にせいろはおすすめ?
- 健康的な食生活をしたい
- ダイエット・糖質制限中
- 忙しいけど丁寧な暮らしに憧れる
- キッチンをおしゃれにしたい
→ 1つでも当てはまれば、せいろは向いています。
⑩ まとめ|せいろは一生使える調理道具
せいろは
・難しそうで実は簡単
・時短なのに料理上手に見える
・体にも家計にもやさしい
という、コスパ最強の調理道具。
まずは小さめサイズ1つから始めてみるのがおすすめです。

