焚き火台で焼き芋を焼こう!針葉樹と広葉樹の違いとおいしく焼くコツ

秋冬のキャンプで楽しみたい定番といえば、焚き火と焼き芋。
自然の火でじっくり焼いたさつまいもは、甘みが増して格別です。
今回は、焚き火台を使っておいしい焼き芋を焼く方法と、針葉樹と広葉樹の燃え方の違いについても紹介します。
針葉樹と広葉樹の違いとは?
焚き火で使う薪には大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」があります。どちらにも特徴があり、上手に使い分けることで理想的な焼き芋が焼けます。
🌲針葉樹(スギ・マツ・ヒノキなど)
- 油分が多く、火がつきやすい
- 炎が大きく上がるが、燃え尽きるのが早い
- 着火用や火を起こすときに最適
🌳広葉樹(ナラ・カシ・サクラなど)
- 密度が高く、火持ちが良い
- 炎は穏やかで炭化しやすく安定した熱を出す
- 焼き芋をじっくり焼くときに最適
💡おすすめ:
針葉樹で火を起こし、広葉樹でじっくり焼くのがベスト!
焚き火台で焼き芋を焼く手順
① 材料と道具を準備
- さつまいも(中サイズ)
- アルミホイル(厚手)
- 濡らした新聞紙
- 焚き火台・薪(針葉樹+広葉樹)
- 火ばさみ・耐熱グローブ
② 火を起こす
針葉樹の薪で火をつけ、炎が安定したら広葉樹を追加します。
焚き火台の底に熾火(おきび)ができたら、焼き芋の準備をします。
③ 芋を包む
さつまいもを水で洗い、濡らした新聞紙で包み、その上からアルミホイルで二重に包みます。
これで水分を閉じ込めながら、焦げにくくなります。

きのこ
新聞紙の代わりに濡らしたキッチンペーパーを巻いても焼けますよ!
④ 熾火の中へ!
芋を焚き火の炎の中ではなく、熾火(赤くなった炭の部分)に直接入れます。
火力が強すぎると焦げるので、火の勢いが落ち着いた頃がベストタイミングです。

ハチワレ風おりがみ君
途中で落ち葉も焚火で燃やしてあげて、本格的な焼き芋にするのもいいやんな。
⑤ 約30〜40分じっくり焼く
途中で一度向きを変え、全体に熱が均等に入るようにします。
竹串がスッと通るようになったら完成!
美味しく仕上げるコツ
- さつまいもは「紅はるか」や「シルクスイート」がおすすめ
- 火が強すぎると外だけ焦げて中が生焼けになるので注意
- 焼き上がり後は5分ほど蒸らすと、さらに甘みが増す
まとめ:自然の炎でほくほく甘い焼き芋を
針葉樹で火を起こし、広葉樹でじっくり焼く——この順番を守るだけで、焚き火台でも最高の焼き芋が楽しめます。
焚き火のゆらめきと香ばしい匂いを感じながら、自然の恵みを味わってみてください。
🍠 焚き火時間のごほうび。
自然の炎で焼く焼き芋は、まるでデザートのような甘さです。
