薬屋のひとりごと|猫猫(マオマオ)の名前の意味は?なぜ「猫」が2つなの?
『薬屋のひとりごと』の主人公といえば、毒と薬に異常なほどの興味を持つ少女・猫猫(マオマオ)。
「猫猫」と書いて「マオマオ」と読む、ちょっと不思議な名前ですよね。
日本人の感覚だと、
「なぜ猫が2つなの?」
「そもそも中国にも『猫猫』という名前があるの?」
と気になった人も多いのではないでしょうか。
実はこの「猫猫」という名前には、中国語の言葉や文化を知ると、より面白く感じられるポイントがあります。
この記事では、猫猫の名前について、「猫」は中国語で本当に使われる漢字なのか?、そしてなぜ「猫」を2つ重ねているのか?を詳しく見ていきます。
「猫猫(マオマオ)」は中国語なの?
まず気になるのが、
「猫猫という漢字は、本当に中国で使われているの?」
という疑問です。
結論からいうと、「猫」という漢字は実際の中国語で使われています。
中国語では、
猫(māo)=ねこ
という意味です。
つまり、『薬屋のひとりごと』の猫猫(マオマオ)は、文字だけを見ると、
「猫+猫」=猫猫
という名前になっています。
『薬屋のひとりごと』の公式サイトでも、主人公は「猫猫(マオマオ)」と紹介されています。
ただし、ここで注意したいのは、『薬屋のひとりごと』の世界は現実の中国そのものではないということ。
作品は「大陸の中央に位置するとある大国」を舞台にしており、実在する中国をそのまま描いた作品ではありません。
そのため「猫猫」という名前も、現実の中国人の一般的な姓名をそのまま再現したものというより、中国語の響きや文化的なニュアンスを取り入れた作品独自の名前として考えるのが自然です。
中国語で「猫」は「マオ」と読む
日本語では「猫」と書けば「ねこ」ですよね。
ところが中国語では、
猫=māo(マオ)
と発音します。
そのため、
猫猫=māo māo
となり、日本語では「マオマオ」と表記されます。
ここが日本語の「猫猫」と少し違うところです。
日本語でそのまま読めば「ねこねこ」ですが、作品では中国語風に「マオマオ」と読むことで、作品の舞台となる東洋的な世界観に合う名前になっています。
なぜ「猫」が1つではなく2つなの?
ここが一番気になるところですよね。
なぜ、
猫(マオ)
ではなく、
猫猫(マオマオ)
なのでしょうか?
中国語圏では、名前の一部を繰り返すことで、親しみや可愛らしさを感じさせる呼び方になることがあります。
そのため「猫猫」という名前には、単純に「猫」という意味だけではなく、小さくて可愛らしい猫を呼ぶようなニュアンスを感じ取ることができます。
ただし、日本語の「~ちゃん」と完全に同じ意味になるわけではありません。
あくまでも、同じ音や文字を重ねることで、親しみのある、かわいらしい響きになると考えると分かりやすいでしょう。
「猫猫」という名前は中国で実際に使われるの?
ここは少し注意して考えたいポイントです。
「猫」という漢字は中国語で普通に使われる
これは間違いありません。
猫(māo)=ねこ
という意味で、現在の中国語でも使われている漢字です。
では「猫猫」は一般的な中国人の名前なの?
ここは、「中国人なら普通に猫猫という名前をつける」と考えるのは少し違います。
「猫」という漢字そのものは一般的ですが、「猫猫」を現実の中国人の一般的な姓名と考えるのは適切ではありません。
『薬屋のひとりごと』は実在の中国を舞台にした作品ではないため、猫猫という名前は、中国語の言葉や文化を取り入れて作られた、作品の世界観に合わせた名前と考えるのがよさそうです。
猫猫という名前はキャラクターにもぴったり?
ここからは、作品を見ていると感じる「猫猫」という名前の面白さです。
名前だけを見ると、とても可愛らしいですよね。
ところが本人はというと、
- 毒が大好き
- 薬にも異常なほど興味がある
- 美しい男性にもあまり興味がない
- 冷静でドライ
- 人との距離を取る
- 好奇心が強い
- 危険なものにも平気で近づく
という、とても個性的な少女です。
公式設定でも猫猫は、毒と薬に異常なまでの執着を持つ人物として描かれています。
だからこそ、
「猫猫」という可愛らしい名前と、本人の個性的な性格とのギャップ
が魅力になっているのではないでしょうか。
「猫猫」には長寿の意味もある?
さらに興味深いのが、「猫」と「長寿」を結びつける文化的な見方です。
中国語では、「猫(māo)」と、長寿を意味する「耄(mào)」が音の近い言葉として捉えられることがあります。
そのため、猫に長寿を願う縁起を重ねて考える文化的な見方もあります。
ただし、これは「猫」という漢字そのものが正式に『長寿』を意味するという話ではありません。
中国文化には、音が似ている言葉を結びつけて縁起を担ぐ考え方があります。
こうした背景まで知ると、「猫猫」という名前が単なる可愛い名前ではなく、いろいろな意味を想像できる名前に見えてきますよね。
「猫猫」と「毛毛」は中国語では同じ?
『薬屋のひとりごと』を見ている人なら、ここも気になったのではないでしょうか。
Season2には、猫猫と同じように「マオマオ」と呼ばれる小猫が登場します。
この猫の名前は、
毛毛(マオマオ)
です。
日本語では、
猫猫=マオマオ
毛毛=マオマオ
と、どちらも同じに見えますよね。
ところが中国語では、声調(音の上がり下がり)が非常に重要です。
そのため、日本語のカタカナでは同じ「マオマオ」に聞こえても、中国語では異なる発音として区別される場合があります。
日本語だけでは分かりにくい、中国語ならではの面白いポイントですね。
高順が猫猫を「小猫(シャオマオ)」と呼ぶ意味
さらに「猫」という名前を理解するうえで面白いのが、小猫(シャオマオ)という呼び方です。
「小」は中国語で、
小(xiǎo)=小さい、幼い
などの意味があります。
中国語では、名前の前に「小」を付けて、親しみを込めて呼ぶこともあります。
そのため、
小猫(xiǎo māo)
は、文字通り考えれば「小さな猫」。
そして作品の中では、猫猫との距離の近さを感じさせる呼び方としても楽しめます。
こうした呼び方を知っていると、登場人物同士の関係性まで少し違って見えてきますよね。
猫猫という名前は「猫みたいな性格」も表している?
ここからは作品を読んだり見たりした人ならではの考察です。
「猫猫って、名前だけじゃなく性格まで猫っぽくない?」
そう感じる人も多いのではないでしょうか。
猫には、
- 自分の好きなものには一直線
- 人に媚びない
- 自分のペースを崩さない
- 警戒心が強い
- 興味があるものには近づく
- 危険を察知すると逃げる
- 好奇心が強い
というイメージがあります。
そして猫猫にも、こうした「猫らしさ」を感じる部分があります。
特に面白いのが、
「人間にはそれほど興味がないのに、毒や薬には異常なほど興味を示す」
というところ。
この自由さやマイペースさ、好奇心の強さを考えると、「猫猫」という名前はキャラクターの性格にもよく似合っているように感じられます。
まとめ|猫猫(マオマオ)は「猫」を重ねた中国語風の名前
『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫(マオマオ)の名前についてまとめてみました。
「猫」という漢字は、実際の中国語で使われています。
中国語では、
猫=māo(マオ)=ねこ
という意味です。
そして「猫」を2つ重ねた「猫猫(マオマオ)」には、単なる「猫」という意味だけでなく、親しみや可愛らしさを感じさせる響きがあります。
ただし、現実の中国人に一般的な姓名として「猫猫」が普通に使われている、という意味ではありません。
『薬屋のひとりごと』という作品の世界観に合わせて、中国語の響きや文化的なニュアンスを取り入れた名前と考えるのが自然でしょう。
そして何より面白いのが、
「猫猫」という可愛らしい名前なのに、本人は毒と薬に夢中な超個性的な少女
というギャップです。
名前の意味を知ってから作品を見返すと、猫猫の言動や周囲の呼び方にも、また違った面白さを感じられるかもしれません。
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